自分で出来る車のバッテリー交換

車のバッテリーはいつ上がってしまうのかわかりません。定期的に電圧を測るなど知識と環境が揃っていれば予測できますが一般的にはそうはいきません。

ここでは、急にバッテリーが上がってしまった場合の対処法と交換方法などを解説していきます。

また、どこで買えばいいのか?相場はいくらなのか?など価格帯やおすすめバッテリーの紹介をしていきます。

バッテリー上りの原因は?

バッテリーが急に上がってしまった場合は、まずその原因を理解することが再発防止になります。

ライト系をつけっぱなしにしていた。

ヘッドライトの場合は点灯時の消し忘れに気付きやすいですが、スモールライトやルームランプは電球自体が小さいため消し忘れに気付きにくく、そのまま一晩を経過するとバッテリー上りにつながります。

半ドアのためルームランプが点灯していた。

運転席ドアはともかく普段自分で開閉しない助手席やバックドアをたまたま開けたときに半ドア状態のままロックした場合、当然ルームランプが点灯したままになります。

最近の車はキーをロックしたときにルームランプもジワーと消えるタイプが多く、いつもと同じ感覚で特に確認せずに帰宅するパターンもおおいのです。

バッテリーの接続が甘かった。

多くの車のバッテリーはエンジンルーム内に設置しています。そのバッテリーを設置するためのステーで固定し、プラス端子とマイナス端子は車輛側からのターミナルで接続します。

取付ステーの締め付けが甘いと走行中にバッテリーがぐらつきターミナルの接続部分が緩んできます。

12カ月点検や車検整備の項目にあるようにバッテリーの取り付け部やターミナルの接続部は必須となっています。

オルタネータの故障

オルタネータとは別名ダイナモとも言います。これは発電してバッテリーに蓄電したり、他の電装品に電気を送ったりする部品です。

この部品が劣化のよる消耗や故障を起こすとバッテリーだけの電気で走行、使用することとなり、新品のバッテリーに交換したとしてもすぐにバッテリー上りを起こしてしまします。

この場合、バッテリー交換とオルタネータの交換が必要となります。自分で点検をする場合はエンジンをかけた状態で、バッテリーのプラス端子を外しエンジンが停止すればオルタネータの故障を疑います。


バッテリーの構造と仕組み

バッテリーの構造は電解液である希硫酸の中でプラス極の二酸化鉛の板とマイナス極の鉛の板が交互に重なっています。

放電時はマイナス極からプラス極に電子が移動し、硫酸鉛ができます。この過程で電流が発生し、電力が生まれる仕組みとなっています。

充電時はこの逆の化学反応が起こり、硫酸鉛が二酸化鉛に変わるのです。

バッテリーの弱点と寿命

バッテリーの弱点は高温にも低温にも弱いところです。高温だとバッテリー性能の劣化を促進させ、低温だと本来の性能を発揮できないことです。

そこで弱点を克服するために、バッテリーカバーを装着したり、標準規格よりもハイパワーのサイズを装着したり対策できます。

しかし、対策をしたとしても寿命は訪れます。バッテリーは自動車を使用していなくてもオーディオなどの電装品のバックアップ電源として常時消耗してるのです。

その為、長期間自動車を使用しないとバッテリーの電気が完全になくなってしまうのです。

一般的にバッテリーの寿命は3年または3万kmといわれています。その期間を過ぎていたり、エンジン始動が弱かったり、バッテリー液が少なくなると寿命に近いと思ってください。

バッテリーの選び方

バッテリーはそれぞれの車に合ったサイズが装着されています。一例としてこの画像をご覧ください。

バッテリーのサイズ表記

55B24Lと表記されています。これがバッテリーのサイズとなります。

55・・・バッテリーの容量を表す数字で、数字が高くなるほど始動性能や容量が高性能になっていきます。

B・・・バッテリーの短側面のサイズ、幅×箱の高さを表しています。アルファベットが後ろになるほど、サイズが大きくなります。

24・・・バッテリーの長側面の長さ(cm)をそのまま数字で表しています。B24の場合はそのまま約24cmになります。

L・・・バッテリーのプラス側短側面からみて端子が左側にあるときがLタイプ端子が右側にあるときがRタイプ

この場合、標準サイズが55B24Lしたら60B24Lや65B24Lといったサイズへランクアップすることができます。

専用バッテリーとは

ここ数年ではハイブリッドカーやアイドリングストップ車やオルタネータの指導を停止させる充電制御など普及しています。

これらの車は専用バッテリーでないと寿命が極端に短くなる恐れがあります。

サイズの表記は同じでもアイドリングストップ専用や充電制御専用のバッテリーを選ばなければなりませんのでご注意ください

バッテリーの交換方法

さて、いよいよバッテリーの交換をしていきます。

必ずエンジンが停止していることを確認してください。バッテリーが上がった状態の場合キーがONのまま作業するとプラス端子の接触で感電またはショートする可能性があります。

①まずはバッテリーの固定用ステーを外します。

②マイナス端子を外します。

③プラス端子を外し、バッテリー本体を取り外します。

④新しいバッテリを設置し、プラス端子から接続します。

⑤次にマイナス端子を接続します。

⑥バッテリー固定用ステーを取り付けます。

⑦各接続部分のゆるみがないことを確認し、エンジンをかけます。

⑧問題なければ作業終了です。

バッテリー交換に必要な工具

上記の通り、バッテリー交換は簡単にできます。また、作業に必要な工具も10mmまたは12mmのスパナさえあればできます。

車種によってはカバーなどでおおわれていることもありますので、ピン抜きも用意しておいたほうがいいでしょう。

作業が完了したら、ターミナル部分の腐食を防ぐためにグリースを塗るのもおすすめします。これは電通をよくする効果もありますので突然のバッテリー上りを防ぐためでもあります。


バッテリーの価格と相場

バッテリーは販売されているお店やバッテリーのメーカーで価格帯が大きく変わります。

例えば40B20L(R)の場合、ディーラーやガソリンスタンドの販売価格の相場は12000円ほどになります。

しかし、カーショップやホームセンターでみると5000円ほどの相場です。

この差は何でしょうか!?

そもそもバッテリーには定価がなく、メーカー希望小売価格として販売店にお任せしていることが多いのです。

また、バッテリー液補充型と補充不要の密閉型でも価格が変わってきますが、同じサイズのバッテリーであれば性能や寿命は基本的には変わりません。

中には中古バッテリーを使用したリサイクルバッテリーなど存在しますが、夜間走行が多い車や使用頻度が少ない車でなければ問題ありません。

しかし、上記でも説明したように専用バッテリーや高性能(ランクアップ)バッテリーを希望した場合、相場よりも高くなりますのでご注意ください。